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飲食店のリピート率を倍にする6つの仕組み 看板より仕組みが効く理由

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この記事のポイント

新規集客に広告費を使うより既存客のリピート率を上げる方がROIは10倍LINE公式・会員証・次回予約・記念日クーポン・スタッフ指名制・初来店365日プログラムの具体的な作り方

「新規が入らない」と嘆く飲食店オーナーは多い

しかし数字を見ていくと、新規が足りないのではなくリピート率が低いだけというケースが9割

私は店舗物件の仲介で1,000件以上の飲食店を見てきた繁盛している店とそうでない店の差は、立地でも看板でもメニューでもない2回目を呼ぶ仕組みがあるかどうかそれだけ

1:5の法則 — 新規獲得は既存維持の5倍コストがかかる

倶楽部会員さんの実際の成果

サロン経営の会員さん(店販改善) 倶楽部WEBセミナー後のアドバイスを即実践。店販売上10万円超えスタッフが月1〜2人→10人に増加。回数券も同月126万円販売

再現性が高く属人性ゼロ。誰でもその日からできる内容だった(会員報告より)

多業種展開の会員さん(新事業立上げ) 倶楽部入会1ヶ月で会費をペイ。新事業を確立し確立1ヶ月で5店舗拡大が決定

500万円でも安いと思っている。もっと高くしたほうがいいと繁友さんに言っている(会員報告より)

増店を検討していた会員さん(損失回避) 倶楽部で増店相談をしたところ、繁友さんに全力で止められ1,000万円の損失を未然に防いだ

不動産屋さんに止められたのは初めて。おかげで1,000万損せずに済んだ(会員報告より)

マーケティングの基本原則に「1:5の法則」がある新規顧客の獲得コストは、既存顧客の維持コストの5倍という法則これは感覚論ではなく世界中のデータで裏付けされている

飲食店で言い換えるとこうなる新規1人を獲得するためにチラシ・広告・ホットペッパー・Googleマップ運用に使う金額を仮に2,000円とする同じ2,000円を既存客の再来店促進に使ったら、5人呼べる計算になる

ところが現場では逆をやっている広告費に月10万円突っ込んで、LINE公式は開設すらしていない会員証もない次回予約の声かけもしていないザルに水を注いでいる状態で「水が溜まらない」と嘆いている

リピート率30%→60%の売上インパクト

リピート率がどれくらい売上に効くか、数字で出す

項目 リピート率30%の店 リピート率60%の店
月間新規客数 300人 300人
月間リピート客数 90人 180人
月間総客数 390人 480人
客単価 3,500円 3,500円
月間売上 136.5万円 168万円
年間売上差額 +378万円

リピート率を30%から60%に引き上げるだけで年間378万円の差これが3年続けば1,100万円超広告費をかけずに純粋な仕組みだけで出せる数字

しかも実際はもっと差が出るリピート客は客単価も高くなる滞在時間も長くなる紹介も生まれるリピート率はすべての売上指標を引き上げるエンジン

仕組み1: LINE公式アカウント — リピートの全土台

なぜLINE公式が最強なのか

飲食店のリピート施策でLINE公式を超えるツールは現時点で存在しない理由は3つ

  • 開封率が60〜80% — メルマガは10%以下、DMはもっと低いLINEだけが桁違いの開封率を持つ
  • 日本人の9割が使っている — アプリインストールのハードルがゼロ
  • クーポン・予約・来店時の特典を一元化できる — お客様にとっても店側にとっても導線が一つ

LINE公式の組み方 — 最低限やる5つ

  1. 友だち追加特典を設定 — ドリンク1杯無料・デザート1品無料・10%OFFのいずれか無料特典がないと登録率は激減する
  2. 挨拶メッセージで店のストーリーを伝える — 「なぜこの店を始めたのか」を3行で人はストーリーに反応する
  3. リッチメニューを設定 — メニュー・予約・アクセス・クーポンの4ボタンが基本ここをサボる店が多い
  4. 週1の配信リズム — 配信0は忘れられる、配信しすぎはブロックされる週1が黄金比
  5. 来店時にQRコードで登録を促す — テーブルに置くだけではダメスタッフが「友だち追加で今日のドリンクが1杯無料になります」と声かけするまでが仕事

ちなみに登録率30%を切っている店はスタッフの声かけ不足が原因QRコードを置いただけで登録する客は5%しかいない声かけ一つで30%まで跳ね上がる

仕組み2: 次回予約の声かけ — 会計時の一言で予約率が変わる

「また来てくださいね」は仕組みではない

ほとんどの飲食店は会計時に「ありがとうございました、またお待ちしています」で終わるこれはリピート施策ではないただの挨拶

リピート率を引き上げる店は会計時に次回来店の日付を確定させるこれが次回予約の声かけ

次回予約の声かけテンプレ

私が現場で使って実績を出しているテンプレを3つ公開する

  • テンプレA(居酒屋・バル): 「お疲れさまでした次回3週間以内にご予約いただけますと、お好きなドリンク1杯サービスしています来週か再来週、ご予定はいかがですか」
  • テンプレB(焼肉・ディナー系): 「ありがとうございました当店では次回予約特典としてアイスのサービスをご用意していますもしよろしければ次のご来店日を今お決めいただけますか」
  • テンプレC(ラーメン・単価低めの店): 「ありがとうございましたLINE公式に登録いただけましたら、来週限定のトッピング無料券をお送りしています」

ポイントは「次回」という具体的な日付を意識させること「また来てね」では来ない「来週か再来週どうですか」と具体的な期間を提示すると、予定を想起する人間は選択肢を与えられると答えたくなる性質がある

仕組み3: 記念日クーポン設計 — 誕生日月だけで月10万円の売上増

記念日クーポンが効く科学的理由

人間は「自分のために用意されたもの」に強く反応する誕生日クーポンが開封率90%を超えるのはこのため記念日クーポンはリピート施策の中でも最も反応率が高い施策

LINE公式アカウントなら誕生日の自動配信機能がある登録時に誕生日を入力してもらい、誕生日月にクーポンを自動配信する設定は一度だけでいいあとは勝手に動く

記念日クーポンの組み方

  • クーポン内容: 「お一人様デザート無料」または「グループ来店で1名分コース無料」割引より「無料」の方が反応率が2倍
  • 有効期限: 誕生日月の末日まで(1ヶ月間)短すぎると使えない、長すぎると忘れられる
  • 同伴条件: 「2名様以上でのご来店」とする記念日は一人で来ない客単価は自動的に2倍
  • 配信タイミング: 誕生日月の1日朝9時予定を入れる時間帯に届ける

実際にこの仕組みを導入した店では、誕生日月だけで月10万円の追加売上を作っている会員1,000人の店なら月に83人が誕生日月その3割が来店して1人あたり8,000円使えば月約20万円仕組み一つで年間240万円

仕組み4: 会員証とポイント — 運用を間違えると逆効果

ポイントカードが機能しない理由

紙のポイントカードを配っている店は今すぐやめた方がいい理由は明確

  • 財布の中で埋もれる
  • 忘れてきたら終わり
  • 他の店のカードと区別がつかない
  • スタッフの押印ミスでトラブルになる

会員証はLINE公式のデジタル会員証機能に完全移行するスマホで画面を見せるだけ店側もカウントするだけ紙のコストもゼロ

失敗するポイント運用の典型

ポイント制度を導入して逆に売上が下がる店があるよくある失敗はこの3つ

  • 還元率が高すぎる — 10%還元は確かに魅力的だが、原価率を計算していない35%原価の店で10%ポイント還元したら利益が消える
  • 貯めるのが遠すぎる — 「20回来店で1回無料」は誰も到達しない人間は10回目までに興味を失う
  • 期限がない — 期限なしのポイントは貯められっぱなしで、客は来店動機を失う3ヶ月〜6ヶ月の期限を必ず設定する

黄金比は「5回来店で1回ドリンクサービス、期限3ヶ月」到達可能で、期限があり、原価を圧迫しない

仕組み5: スタッフ指名制 — 常連を作る最強の装置

指名制が飲食店でも通用する理由

美容室やキャバクラで当たり前の指名制これを飲食店に持ち込むと異常に効くなぜか

人間は店ではなく「人」にリピートする馴染みのスタッフがいる店は通う理由が明確になる料理の味が同じでも「あの人がいる店」になる味の差は30%しか記憶されないが、人との関係性は100%記憶される

指名制の導入手順

  1. スタッフ全員の名札を顔写真付きにする — 顔と名前を覚えてもらう第一歩
  2. 常連客の担当制を作る — Aさんが来店したらBさんが最初に挨拶する誰が担当かを明確にする
  3. LINE公式のタグ付け機能で常連×担当を記録 — スタッフが変わっても引き継げる
  4. 担当スタッフが配信文の末尾に署名を入れる — 「今日のおすすめ/担当スタッフ○○」

これをやると常連客の離脱率が半分になるスタッフも「自分の常連」という意識が芽生えてモチベーションが上がる副次効果としてアルバイトの定着率も上がる

仕組み6: 初来店365日プログラム — 2回目のフックを設計する

初来店〜2回目来店が最大のボトルネック

飲食店のデータを取ると、初来店した客の6割は二度と来ないこれが厳しい現実料理が悪いからではなく、単純に忘れられるから

初来店の客を2回目まで運ぶ仕組みが「365日プログラム」初来店を起点に365日間、計算されたタイミングで接点を作る

365日プログラムの設計例

タイミング 施策 目的
来店当日 LINE登録→ウェルカムメッセージ 接点確保
3日後 「先日はありがとうございました」メッセージ 記憶の定着
10日後 「次回限定クーポン」配信 2回目来店の促進
30日後 季節メニューの案内 想起
60日後 「お久しぶりクーポン」 離脱防止
誕生日月 記念日クーポン 高頻度化
180日後 復活クーポン(強め) 休眠顧客掘り起こし
365日後 「1年ありがとうございます」特別企画 常連化の儀式

これをLINE公式のステップ配信機能で自動化する一度設定すれば365日間、勝手に動く人間が毎日考えて配信する必要はない仕組みが働く

やってはいけないリピート施策

毎日LINE配信する

「頻繁に配信した方が忘れられないだろう」という発想で毎日配信する店があるが、結果はブロックの嵐LINEは週1〜週2が上限それ以上は確実に嫌われる

値引きだけで釣る

「30%OFF」「半額」を連発する店はリピート客の質が下がる値引き目当ての客は値引きがないと来ない単価も下がる値引きはリピート施策ではなく麻薬

クーポンの使用条件を細かくする

「平日ランチ限定」「2名様以上」「他のクーポンと併用不可」「○月○日のみ」とやると客は読む気をなくす条件はシンプルに一つだけ使いやすさが反応率を決める

リピート施策に必要な初期投資

項目 費用 備考
LINE公式アカウント 月額0〜5,000円 無料プランでも月1,000通まで配信可能
デジタル会員証設定 0円 LINE公式の機能で完結
QRコードテーブルPOP 3,000円 印刷+アクリルスタンド
顔写真付き名札 1枚1,500円 スタッフ全員分
初期設計コンサル 0円または外注30万円 自分で学んで組めば無料

合計3〜5万円でリピート施策の土台が完成する広告費に月10万円使っている店なら、1ヶ月分の広告費を削るだけで永続的な集客エンジンが手に入る

よくある質問

Q. リピート率って実際どうやって測るんですか?

LINE公式の来店回数タグで測る1回来店・2回来店・3回以上で分類するだけPOSレジがあればもっと正確に測れるが、LINEだけでも十分測っていない店は絶対に改善できないので、まず測ることから

Q. ラーメン屋や立ち食いそばでもリピート施策は効きますか?

効くというより単価が低い業態ほどリピート率が生命線単価800円の店が月1回来る客と月4回来る客では年間売上が4倍違うラーメン店こそLINE公式とスタンプカード(デジタル)は必須

Q. ポイントカードを紙からデジタルに移行したいのですが、既存の紙カードはどうすればいいですか?

紙カードの残ポイントを全部LINE上に移行する「紙カードをお持ちの方はLINE登録時にスタッフにお見せください全ポイント移行します」と案内する移行のための期間を3ヶ月設けて、その後紙を完全廃止これで離脱を防げる

Q. スタッフが指名制を嫌がります

「指名料を払え」という話ではなく「担当制」と言い換えると受け入れやすいさらに売上連動のインセンティブを月1,000円単位でつけると全員が乗ってくる時給を100円上げるより、指名客の来店数に応じた報酬の方が働きがいを感じる

Q. リピート率を上げるのに一番効く施策一つだけ挙げるなら?

LINE公式の友だち登録を徹底することそれだけで他の施策の土台ができる登録していない客には何も届かない登録率が全てのスタートライン

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